「終活」の必要性とは

「終活」という言葉を聞いたことはありますか?「しゅうかつ」と読みます。「就職活動」を意味する「就活」と似ていますが、中身はまったく番います。終活とは、一言で言えば、「人生の終わりを迎えるための活動」です。生きているのに、「人生の終わり=死」を迎えることを考えるなんて、縁起が悪いと思う人もいらっしゃるかもしれません。

事実、「生きているうちにお墓を買おうとすると早死にする」という言い伝えもあります。 これは、「生きているうちに死を考えてはならない、縁起が悪い」という価値観の表れでしょう。しかし、その一方で、中国や日本の古い風習では、生前にお墓を建てることは当たり前だった、という話もあります。

十七条の憲法で有名な昔の政治家・聖徳太子も生前に自分の墓を建てていたのです。結局のところ、「生きているうちに死を考えることは、悪いことではない」といえるでしょう。 つまり、終活をすることは、縁起が悪いことでもなんでもないのです。それでは、終活をすることにはどんなメリットがあるのでしょうか?

まず、「したいこと、したくないことがはっきりする」ということが挙げられます。終活をするにあたっては、自分の人生を冷静に振り返るという作業が必要になります。そこから、自分が残された人生の中でどうしたいか、という方向性が見えてくるはずです。行きたいところ、会いたい人・・・誰しも、そんな希望のひとつやふたつは持っているでしょう。

そこから、自分の人生を豊かにする、ということにもつながっていくのです。つまり、「死を考える」ことは、「生を考えること」でもあるのです。決して、死を思うことは後ろ向きなことではないのです。終活をして、かえって前向きに生きることはできるようになった、という声も多く聞きます。

また、「残された家族のためになる」ことも終活のメリットとして挙げられます。テレビドラマや映画などで、「遺産をめぐって家族や親戚が争う」というシチュエーションをご覧になったことがある方は多いかもしれません。遺産で争わないまでも、お葬式の遣り方一つで親戚どうしのいざこざが起きる、ということは珍しくないのです。

そういうシチュエーションはいったい何が原因で起こるのか、お分かりですか?お金などの財産が一杯あるから、というのも理由ですが、それ以上に大きな理由があります。それは、「亡くなった人がどうして欲しかったのかがわからないから」ということです。「亡くなった人はこうして欲しかったんだな」ということが少しでもわかれば、それに従ってことを進めていけばいいだけの話です。

みにくい争いに発展することは避けられるでしょう。いかに終活が大事か、お分かりいただけましたでしょうか?「そうは言っても、具体的に何をすればいいのかまったくわからない」そんな方がほとんどだと思います。そこで、これから終活の進め方について、わかりやすく解説していきます。これを読んだら、「自分も終活しておいたほうがいいかな」と思うこと間違いなしです。

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