「孤独死」を避けるためにしておくべきこと

家族と暮らしている人はあまり考える必要がないかもしれませんが、一人暮らしをしている人は真剣に考えておくべきことがあります。「孤独死」についてです。縁起が悪いといえば悪いのですが、人は死ぬ瞬間を選ぶことはできません。病気で入院し、その上で亡くなったなら、病院に一緒に暮らしていない家族や友人を呼ぶことはできます。しかし、家にいる時に心臓発作やくも膜下出血などの突発的な病気で亡くなることだってあります。

外にいたときなら、病院や警察などから知っている人に連絡がいきますが、自宅で亡くなった場合、誰にも発見してもらえずに日数だけが過ぎてしまうことは珍しいことではないのです。いわゆる「孤独死」と言われる状態です。特に夏や冬など、気温の変動が激しい時期は注意が必要です。それでは、こういった孤独死を避けるには、どんなことに注意をしなければならないのでしょうか。

まず、大事なことは、「人と接する機会を少しでも多く持っておく」ことです。アルバイトやパートなど、少しの時間でも仕事をしているなら、仕事先の人と顔を合わせる機会はあるわけです。そのため、突然出勤しなくなった場合、当然連絡が行くことになります。連絡をしてもつながらなかった場合には、何か異変があったことに気付いてもらえるので、亡くなったままほったらかし、ということはないでしょう。

次に、「体調の優れないときは早めに病院に行き、休息をとる」ことです。体調が悪くても無理をしてしまう人がいるかもしれませんが、それはやめましょう。些細な体調の悪化でも、裏には重い病気が隠れている、ということは珍しくありません。「自分だけは大丈夫」と思わず、無理をしないことを最優先に考えましょう。自分の体は自分で守る、これが基本です。

「無理して一人暮らしをしない」というのも大事なポイントです。家族がいるなら、同居も考えましょう。年をとってくると、昔はできていたことができない、というのは往々にしてあるものです。先ほどの話ともかぶりますが、「自分だけは大丈夫」という思い込みは禁物です。家族と同居はどうも、という人は、老人ホームなどに入居することも考えてみてはいかがでしょうか。

「定期的に家族や友人に電話や手紙やメールをする」ことも有効な手段です。何らかの形で他の人とやり取りしていれば、そのやり取りが途絶えたとき、異変に気付いてもらえるはずです。もし、不幸な状態になったとしても、いち早く対応してもらえるでしょう。1人でもかまいませんが、人数が多ければ多いほどベターです。一言二言でもいいので、こまめな連絡を心がけましょう。

最後に、それでも「孤独死」になってしまいそうな場合、何をしておくと後に残された人が困らなくて済むのでしょうか。それは「自分がどうしてほしいのか、ということを明確に残しておく」ことです。書店や文房具店などで売っているエンディングノートや、法的に有効な遺言状、大切な人に宛てた手紙などを折に触れて用意しておくといいかもしれません。

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