エンディングノートには何を書けばいい?

終活の第一歩として、エンディングノートを作ることはとても大事、と述べました。とはいっても、「じゃ、いったい何を書けばいいの?」と思われる方が大多数でしょう。そこで、エンディングノートには具体的に何を書けばいいか、ということについてお話します。その前に、エンディングノートをどうやって手に入れるか、ということについて触れます。

大き目の書店や文房具店などで手に入ります。また、最近では無料のテンプレートを配布しているインターネットのページもいくつかあります。どこでも、自分の好みに合うものを見つけて書き始めるといいでしょう。では、そうやって手に入れたエンディングノートに書かなければいけないことは何でしょうか。

まず、書いておきたいのは、「病気などで大規模な治療介護が必要になったときにどうしてほしいか」ということです。誰しも、突然の病気で意識がなくなってしまったり、認知機能に著しい障害を生じたり、ということはありうるのです。そうなってしまったら、治療や介護の希望なんて口で言うことはできません。

自分の意に介さない介護や治療になってしまう、ということもありうるでしょう。具体的には、「介護場所」「介護をして欲しい人」「介護費用の出し方」「介護が必要になったときの財産管理」などについて書きます。同様の理由で書いておきたいのが、「病気の告知や延命措置」についてです。

癌などの重病になった場合、人によって「ちゃんと病名を知りたい」「心が折れそうになるので告知しないで欲しい」という希望がそれぞれにあるはずです。また、他に治療の手段がない、というときに延命措置をするかどうか、というのも重要な問題です。そのあたりを明らかにしておくことで、残された家族はあわてないで済みます。

ここまでは「生きているときのこと」についてですが、「亡くなった後のこと」についても書かなければいけません。そう、「葬儀に関すること」です。現在は、互助会に入る人も多いなど、生前から自分の葬儀に関する準備を進めておく人も多いでしょう。「葬儀の宗派」「戒名、法名」「喪主になって欲しい人」など、これはほんの一例ですが、葬儀は決めることが本当に多いです。

実際、葬儀をすることになったら、残された人は悲しみの中でいろいろなことを決めていかなければなりません。そこで、自分で決めたことが情報としてあれば、どれだけ残された人の負担を減らせるか、はお分かりいただけるかと思います。そのほかに書いておきたいことがあるとしたら、親族の住所一覧です。

自分が亡くなった場合、誰に連絡をすればいいか、というリストが出来上がっていると、その後の事務処理がスムーズに進みます。また、自分が有している財産、つまり銀行口座や証券講座に関する情報も整理しておくといいかもしれません。法的に有効な遺言書とは違いますが、残された人がどこに行って処理をすればいいのかわかる、ということでは有効な情報です。

以上に述べたのは、最低限エンディングノートに書いておいたほうがいい、という情報です。でも、内容にこれ、といった決まりはないので、自分が書きたいことを書く、というのが基本的なルールです。「これは残しておきたい情報だな」と思うことは、どんどん盛り込むといいでしょう。

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